TL;DR
- 生後6ヶ月で対面式不要なら、B型ベビーカーで十分
- 「軽さ・コンパクト」と「荷物カゴ容量」はトレードオフの関係にある
- 最終3候補は Bugaboo Butterfly 2 / Bugaboo Dragonfly / ピジョン ビングル BB5
- 電車移動中心 + 荷物カゴ重視なら Bugaboo Butterfly 2(79,200円)がベストバランス
- 車移動中心で走行性能最優先なら Dragonfly、軽さ・予算最優先なら ビングル BB5 が候補に
はじめに
こんにちは、ぽちです。
子供が生後6ヶ月になり、いよいよベビーカーを本格的に検討し始めました。しかし、いざ調べてみると製品の種類が多すぎて何を基準に選べばいいのかまったくわかりません。A型?B型?AB型?軽さ重視?走行性能重視?価格帯も2万円台から15万円超まで幅広く、正直途方に暮れました。
そこで、まず 自分の生活スタイルに合った条件を整理 し、そこから候補を絞り込むアプローチを取りました。この記事では、筆者が実際にたどった選定プロセスを追体験できる形でお伝えします。同じように「何を選べばいいかわからない」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
筆者の使用条件
まず、自分の生活スタイルを棚卸しして、ベビーカーに求める条件を整理しました。
| 項目 | 優先度 | 内容 |
|---|---|---|
| 主な移動手段 | – | 電車・バスが中心 |
| 荷物カゴ | 最重要 | 買い物袋 + マザーズバッグが入る大容量 |
| 走行性能 | 高 | 段差・歩道の継ぎ目をスムーズに越えたい |
| コンパクトさ | 中 | 新幹線で使える程度。超小型は不要 |
| 軽さ | 低 | 7〜8kgでも許容 |
| シート高 | 追加 | ハイシート希望(50cm以上) |
| 対面式 | – | 不要 |
| 予算 | 余裕 | 8万円以上もOK |
注目すべきポイントは 「軽さ」の優先度が低い ことです。筆者の場合、エレベーターを使う前提で行動するため、ベビーカーを担いで階段を上がるシーンはほぼ想定していません。親一人で子供を抱えながらベビーカーを担ぐのは、そもそも現実的ではないと考えました。であれば、 軽さよりも荷物カゴ容量や走行性能に振ったほうが日常の満足度は高い はずです。
また、 ハイシート(シート高50cm以上) を追加条件に加えています。シート高が高いと、レストランでテーブル横にベビーカーをつけたまま食事ができるため、外食時の利便性が大きく変わります。
まず決めるべきこと:A型/AB型 vs B型
ベビーカー選びの最初の分岐点は タイプの選択 です。
| タイプ | 特徴 | 対象月齢 |
|---|---|---|
| A型 | 対面式対応、リクライニング深い | 生後1ヶ月〜 |
| AB型 | A型の機能 + B型の軽さを両立 | 生後1ヶ月〜 |
| B型 | 背面式のみ、軽量・コンパクト | 生後7ヶ月〜 |
筆者の場合、子供は生後6ヶ月(もうすぐ7ヶ月)で、対面式は不要と判断済みでした。であれば B型で十分 です。A型・AB型は対面式対応のぶん重量が増え、価格も上がる傾向があります。対面式が不要なら、余計な機能にコストを払う理由はありません。
ちなみに、最近はB型でも「新生児〜」対応の製品が増えています。Bugaboo Butterfly 2やDragonflyは背面式のみですが新生児から使えるため、従来の「B型 = 7ヶ月から」という分類に当てはまらない製品も出てきています。
候補を絞り込む過程
「軽さ・コンパクト」vs「荷物カゴ」のトレードオフ
ベビーカーを調べていくと、すぐに 本質的なトレードオフ に気づきます。
- 軽量・コンパクト型(3〜5kg):持ち運びは楽だが、荷物カゴが小さい
- バランス型(6〜8kg):荷物カゴもそこそこ、走行性能もそこそこ
- 走行性能重視型(8〜10kg):荷物・走行ともに最高だが、重くて大きい
筆者の条件では「荷物カゴ最重要、軽さは低優先」なので、 バランス型を軸に 選定を進めました。
6製品を調査 → 3製品に絞った経緯
Web調査と口コミを総合して、以下の6製品をリストアップしました。
- Bugaboo Butterfly 2(79,200円)→ 条件適合度が高く残留
- Bugaboo Dragonfly(116,600円〜)→ 荷物・走行最高クラスで残留
- Cybex Melio Carbon 2025(74,690円)→ バスケット38L + 5.9kgだが、 対象年齢が3歳(15kg)まで で脱落
- Cybex ORFEO 2025(約46,200円〜)→ 荷物カゴが小さすぎて 条件に合わず脱落
- Nuna TRVL lx(74,800円)→ 荷物カゴの耐荷重4.5kgで不足 、脱落
- Aprica Viit(31,900円)→ コスパは優秀だが 荷物カゴの実質容量が不足 、脱落
さらに、シート高を調べる過程で ピジョン ビングル BB5(36,080円)が候補として浮上しました。3.9kgの超軽量でありながらシート高53cmのハイシートを備えており、「軽さ最優先」の方には有力な選択肢です。
最終的に、性格の異なる3製品が残りました。
- Bugaboo Butterfly 2:バランス型の代表格
- Bugaboo Dragonfly:走行性能・荷物の最高峰
- ピジョン ビングル BB5:軽さ・コスパの最高峰
最終3候補の徹底比較
Bugaboo Butterfly 2(79,200円)
バランス型の決定版。コンパクトストローラーとしては破格の荷物カゴ容量を誇る

| 項目 | スペック |
|---|---|
| 価格 | 79,200円(税込)※バンパーバー別売6,600円 |
| 重量 | 7.3kg |
| 荷物カゴ | 最大45L / 耐荷重8kg 、前後両方向アクセス |
| 折りたたみサイズ | W44.8 × D24.5 × H55.5cm |
| シート高 | 52.5cm |
| 対象月齢 | 新生児〜4歳(22kgまで) |
| リクライニング | 105〜160度 無段階 |
| サスペンション | 4輪フルサスペンション |
| タイヤ | ゴムタイヤ |
| キャノピー | 大型4パネル拡張型、メッシュ付き |
| 折りたたみ自立 | する |
| 保証 | 4年 |
強み:
- 荷物カゴ45L / 耐荷重8kg はコンパクトストローラーとしては圧倒的。買い物袋 + マザーズバッグを余裕で収納でき、前後どちらからもアクセスできます
- 折りたたみ時H55.5cm は驚異的なコンパクトさ。新幹線の足元にも収まるサイズです
- 4輪フルサスペンション + ゴムタイヤ で、歩道の段差や継ぎ目もスムーズに走行
- 52.5cmのハイシート で、レストランのテーブル横にも対応
- 大型キャノピー で日差しからしっかりガード
- 新生児〜4歳(22kg)まで長期間使用可能
弱み:
- バンパーバーが別売(6,600円)で、込みだと 約85,800円
- ハンドル高さの調整ができない
- 折りたたみにコツが必要(慣れるまで少し練習が要る)
- 7.3kgという重量はそれなりに存在感がある
Bugaboo Dragonfly(116,600円〜)
走行性能・荷物容量ともに最高クラス。車移動中心なら最有力候補

| 項目 | スペック |
|---|---|
| 価格 | 116,600円〜(シートストローラー) |
| 重量 | 9.9kg(シート付き) |
| 荷物カゴ | 耐荷重10kg + 背面ポケット2.5kg |
| 折りたたみサイズ | W36 × D52 × H90cm |
| シート高 | 53cm |
| 対象月齢 | 新生児〜4歳(22kgまで) |
| サスペンション | フルサスペンション |
| ハンドル高さ | 100〜108cm調整可能 |
| 対面式 | 両対面式対応 |
| 保証 | 3年 |
強み:
- 耐荷重10kg + 背面ポケット2.5kg で荷物容量は全製品中トップ。重い荷物もしっかり載せられます
- 53cmのハイシート でレストラン利用に最適
- フルサスペンションで 石畳やダート路面にも対応 する走行性能
- ハンドル高さ100〜108cm調整可能 で、身長を問わず快適に操作できます
- 前後からバスケットにアクセス可能
弱み:
- 9.9kg は電車利用にはかなりの重量。片手で持ち上げるのは厳しい
- 折りたたみ時H90cm で大きく、新幹線の荷物棚には入らない
- 116,600円〜 と高価格帯。予算に余裕がないと手が出しにくい
- 混雑した電車内ではサイズが気になる
ピジョン ビングル BB5(36,080円)
3.9kgの超軽量 + 圧倒的コスパ。軽さ最優先の方に

| 項目 | スペック |
|---|---|
| 価格 | 36,080円 |
| 重量 | 3.9kg |
| 荷物カゴ | 25L / 耐荷重5kg(後方のみアクセス) |
| 折りたたみサイズ | H92.5cm |
| シート高 | 53cm |
| 対象月齢 | 7ヶ月〜(15kgまで) |
| リクライニング | 105度 / 135度の2段階 |
| レッグレスト | なし |
| サスペンション | スイング式 |
| タイヤ | EVA系 |
| キャノピー | 小さめ |
| バンパーバー | 標準付属 |
| 折りたたみ自立 | しない |
| 保証 | 3年 |
強み:
- 3.9kg は圧倒的な軽さ。片手で楽に持ち上げられます
- 36,080円 でButterfly 2の半額以下。コスパは最高です
- 53cmのハイシート はDragonflyと同じ高さ
- バンパーバー標準付属 で追加出費なし
- 片手ワンタッチで折りたたみ 可能。操作の手軽さはNo.1
弱み:
- 荷物カゴ25L はButterfly 2の約半分。マザーズバッグ + 買い物袋は厳しい
- キャノピーが小さめ で日差しのカバー範囲が狭い(レビューでも不満の声が多い)
- リクライニング2段階のみ で、無段階調整ができない
- レッグレストなし
- 折りたたみ時に自立しない(H92.5cmで大きめ)
- EVA系タイヤはゴムタイヤより走行性能で劣る
比較表(一覧)
| 項目 | Butterfly 2 | Dragonfly | ビングル BB5 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 79,200円 | 116,600円〜 | 36,080円 |
| 重量 | 7.3kg | 9.9kg | 3.9kg |
| 荷物カゴ | 45L / 8kg | 10kg | 25L / 5kg |
| シート高 | 52.5cm | 53cm | 53cm |
| 折りたたみ高さ | 55.5cm | 90cm | 92.5cm |
| リクライニング | 105〜160度 無段階 | – | 2段階 |
| サスペンション | 4輪フル | フル | スイング式 |
| タイヤ | ゴム | ゴム | EVA系 |
| キャノピー | 大型 | 大型 | 小さめ |
| 自立 | する | する | しない |
| バンパーバー | 別売6,600円 | 別売 | 標準付属 |
| 対象年齢 | 〜4歳(22kg) | 〜4歳(22kg) | 〜3歳(15kg) |
| 保証 | 4年 | 3年 | 3年 |
| ハンドル調整 | なし | あり | なし |
筆者の結論:Bugaboo Butterfly 2を選んだ理由
筆者の条件に照らし合わせると、 Bugaboo Butterfly 2が最もバランスの取れた選択 でした。
Butterfly 2が最適だった理由
最重要条件の 荷物カゴ において、45L / 耐荷重8kgは圧倒的です。前後どちらからもアクセスでき、買い物袋とマザーズバッグを同時に入れても余裕があります。さらに 折りたたみ時H55.5cm のコンパクトさは、電車移動時の取り回しに直結します。新幹線の足元にも置けるサイズ感は、年に数回の帰省でも安心です。
走行性能も 4輪フルサスペンション + ゴムタイヤ で高水準。52.5cmのハイシートも条件を満たしており、バンパーバー込みで約85,800円は予算内に収まります。
Dragonflyが惜しかった理由
走行性能と荷物容量は文句なしのトップです。ハンドル高さ調整もできて、スペックだけ見れば最も魅力的な製品でした。
しかし、筆者の 電車中心の生活スタイル との相性が厳しい。 9.9kg は改札や乗り換えでかなりの負担になりますし、 折りたたみ時H90cm は混雑した車内で存在感がありすぎます。新幹線の荷物棚にも入りません。そして 116,600円 という価格は、電車での使いにくさを考えると割高に感じました。
車移動が中心であれば、間違いなくDragonflyを選んでいたと思います。
ビングル BB5が合わなかった理由
3.9kg の軽さと 36,080円 のコスパは本当に魅力的です。シート高53cmもDragonflyと同じで、ハイシート条件も満たしています。
ただ、筆者の最重要条件である 荷物カゴが25L では足りません。Butterfly 2の45Lと比べると約半分で、マザーズバッグだけでほぼ埋まってしまいます。また、キャノピーの小ささやリクライニングが2段階のみという点も、長時間の外出では不満が出そうでした。
こんな人には別の製品がおすすめ
ベビーカー選びに正解はなく、 自分の生活スタイルに合った製品が最適解 です。筆者の結論はButterfly 2でしたが、条件が異なれば答えも変わります。
Bugaboo Dragonflyがおすすめな人
- 車移動が中心 で、電車に乗る機会が少ない
- 荷物容量と走行性能を 妥協したくない
- ダート路面や石畳のある場所をよく歩く
- 予算に十分な余裕がある(12万円〜)
ピジョン ビングル BB5がおすすめな人
- 軽さが最優先 。階段を使うシーンが多い
- 予算を抑えたい(4万円以下)
- 荷物は別途リュックで背負うので、カゴの容量は気にしない
- セカンドベビーカーとして、気軽に使える1台がほしい
Bugaboo Butterfly 2がおすすめな人
- 電車移動が中心 で、コンパクトさと荷物カゴを両立したい
- 走行性能もそれなりにほしい
- 4歳まで長く使いたい
- 予算8万円前後を想定している
まとめ
ベビーカー選びで最も大事なのは、 カタログスペックの比較ではなく、自分の生活スタイルに合った条件整理 です。
筆者の場合、「電車中心・荷物カゴ最重要・軽さは低優先」という条件を明確にしたことで、Bugaboo Butterfly 2という結論にスムーズにたどり着けました。同じ3製品でも、条件が違えば最適解は変わります。
最後にひとつアドバイスですが、 購入前に実機を一度触ってみること を強くおすすめします。折りたたみ操作の感触、ハンドルの高さとの相性、実際の押し心地は、スペック表だけではわかりません。百貨店やベビー用品店で実際に触って、自分に合うかどうか確かめてみてください。
この記事が、ベビーカー選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
注: 記事中の価格・スペックは2025〜2026年時点の情報です。最新情報は各メーカーの公式サイトでご確認ください。




